Construction management-施工管理

関わる現場に想いを込めて、
誇りと達成感を実感する日々

金澤将平

仕事内容

責任ある立場で挑む、現場を支える使命感とやりがい

私は主に新築工事の現場で、空調給排水衛生設備工事の施工管理を担当しています。 夏休みや冬休みの時期には、新築だけでなく、たとえば学校の給食室などの一部改修工事にも携わることもあります。様々な規模の現場に携われる点は魅力です。 直近では総工費30億円超規模の大型新築案件を担当しています。部署やエリアにもよりますが、私の部署では10億円程度の新築工事がボリュームゾーンです。担当する工事規模も大きくなってきており、責任は重いものの、やはり大きなやりがいがあります。
仕事の流れとしては、まずは設計図を読み込み、協力業者の皆さんが迷わず施工できるよう、詳細な施工図を作成します。施工図の書き方は入社してから覚えていくのですが、2~3の現場を経験し、概ね4年目くらいとなると、施工図を最初から最後まで自力で描けるように成長します。 続いて現場では、工程調整と品質確認を行いながら、各職人さんが安全な手順で作業しているかを常に見守ります。「本当にこの方法で安全か」という視点を持ち、危険があれば即座に手順を見直します。また、現場には多くの業種の会社が出入りするため、事前調整と日々のコミュニケーションによって、トラブルの芽を摘むことを心がけています。
新人時代と比べて業務そのものは大きく変わりませんが、現在は現場全体の進捗や安全・品質に加え、請負契約や工具や資材の購入計画といった「お金の流れ」を管理する立場になりました。よりお金の大切さを実感します。こうした経験を通じ、安全・品質・工程・原価の4つのバランスを取りながら現場を完遂させることが、自分に課せられた使命だと感じています。

仕事のやりがい

達成感を胸に、次の世代へ技術をつなぐ誇り

自分が携わった建物が無事に竣工し、完成した姿を目にした瞬間は、何度経験しても大きな達成感があります。これまで培った経験と知識のおかげで工程がよりスムーズに進み、施工図のクオリティも向上して、職人さんから「やりやすかったよ」と褒められると、自身の成長を実感できます。特に、おさまりに悩んだ図面を進めていき、実際にピタッとはまって出来上がったときは、「おっ!」と手応えを感じる瞬間です。 以前はがむしゃらに仕事をしていましたが、今では少し引いた目線で現場全体を見渡すことができるようになりました。それでも、やりがいや達成感は昔から変わることなく、毎現場ごとに感じています。
最近では、一緒に働く後輩が自分の教えたことを実践できるようになったときに、大きなやりがいを感じるようになりました。だからこそ、その後輩にも「自分よりもさらに後輩に、学んだことをぜひ教えてあげてほしい」と思っています。これまでも技術や知識は「現場で学び、現場で伝える」ことで受け継がれてきました。そうした技術や知識を、今は自分が次の世代へ伝えていく立場になっていると思うと、自然と仕事への誇りも強くなっていきます。

入社動機

「ここなら安心して働けそうだ」と思えたことが大きな決め手

父が建設業界で働いていたこともあり、小さいころから将来は建設業界で働きたいと漠然と思っていました。実際に就職活動を始めたとき、建設業といってもゼネコンやサブコンなど様々な選択肢がある中で、どの道に進むか迷い、大学のキャリアセンターにも相談しました。そんな中で、普段自分たちが当たり前のように使っている設備機器の施工に関わる仕事に興味を持ちました。
当社の選考のスピード感がとても心地よく、決断を後押ししてくれました。また、人事の方とお話ししたときに、良い意味でピリッとしすぎていない柔らかく親しみやすい雰囲気を感じ、「ここなら安心して働けそうだ」と思えたことも大きな決め手になりました。施工管理の仕事にも携われると聞き、自分のやりたいこととマッチしていると強く感じました。

1日のスケジュール

8:00

出社朝礼

朝礼にて当日の作業内容を確認し、安全に関する指示や注意喚起を行います。

9:30

現場巡回

現場を巡回し、作業の進捗状況や現場の様子を確認します。状況に応じて職人さんへ指示出しをします。

11:00

作図・事務作業

施工図の作成や、必要な資材や機器の発注業務も担当し、納期や在庫を確認しながら進めていきます。

12:00

昼休憩

現場事務所で食べることで職人さんや同僚と気軽にコミュニケーションをとっています。

13:00

昼礼・現場巡回

午後から昼礼を行い、再度安全に関する周知を行います。午前中と同様に現場巡回します。

14:00

打合せ

協力会社の方々と進捗確認の会議を実施し、各作業の状況や課題を共有します。

15:00

現場巡回・事務作業

引き続き現場を巡回し、進捗に変化があれば工程を調整します。事務所に戻り、施工図の作成や発注を進めます。

18:00

翌日準備・退勤

翌日の作業内容を確認し、必要に応じて調整を行った後、退勤します。

入社して良かったこと

現場で感じる達成感と、進化する働きやすさ

現場が無事に竣工した瞬間に得られる達成感は、やはり格別です。私は一日中デスクに向かうわけではなく、現場での打合せ・確認・検査など体を動かす時間も多いため、このバランスが自分に合っていると感じています。また、仕事の合間の雑談も含めて、いろいろな世代の方々の考え方を知ることができるのも貴重な経験です。関わる人が多い分、学びも多く、活発なコミュニケーションの中で楽しく仕事ができる点も大きな魅力です。 働き方の面では、現場への直行直帰が基本で、私服で出勤して作業服に着替えるため、堅苦しさがありません。
効率化、DX化も進んでいます。働き方の上手な先輩が多く、後輩を効率よくフォローし、チーム全体で働き方改革を進める意識も高まっている状況なので、私もその姿勢を見習っています。現場では施工管理ツールのアプリケーション活用・ペーパーレス化・効率化も進んでいて、タブレット片手に作業する日々です。写真整理や図面管理に紙を持ち歩く必要がなくなり、雨の日でも安心して作業できるようになりました。さらにリモート会議の導入により移動時間が減り、その分残業時間も短縮されています。

メッセージ

地図に残る仕事に、誇りと面白さを感じて

以前から職人さんに「他の会社さんに比べて現場に出てくれている時間が長いね」「しっかり管理してくれるね」と言っていただけることが多いです。実際、職人さんの立場を考えながら仕事をすることはとても大切ですが、これは自分からではなく、先輩たちの働き方を見て自然とそうするようになりました。このような文化が根付いているのはとても良いことだと思いますし、現場の雰囲気づくりにも役立っていると感じています。これが当社の良い社風だと思います。
建設業界は大変そうなイメージを持っている方が多いと思いますが、大変な時期もあれば、少しのんびりできる時期もある、メリハリのある仕事です。でも、諸先輩方はもちろん、自分も含めて、後輩をしっかりサポートしてあげようという気持ちでいます。是非安心して志望してくれたらうれしいです。 何年か経って、自分が手掛けた建物を見に行くと、とても面白くて誇らしい気持ちになります。10年、20年後も地図に残る仕事を、一緒にやりましょう。

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